創価学会にも敗北した樋田昌志 念仏宗の元祖・法然との酷似ぶりを検証する

「樋田昌志」とは 

 皆さんは、樋田昌志という人物をご存知だろうか。

 

・「日蓮正宗諸葛亮孔明YOUTUBE動画界の黒田官兵衛といわれる天才的な知力と才覚を持つ日蓮正宗法華講員・樋田昌志」(新・日蓮正宗樋田昌志動画選集) 

・「日蓮正宗の電子頭脳的天才軍師にしてYOUTUBE動画界のリアルスーパーマリオといわれる千年に一度の鬼才・樋田昌志」、「世間が看過してしまった千年に一度の天才」(愛・日蓮正宗樋田昌志動画選集) 

・「男が羨み女が惚れる圧倒的な魅力を持った樋田昌志」(熱血!日蓮正宗樋田昌志動画選集) 

・「日蓮大聖人が乗り移ったかのような樋田」(日蓮正宗樋田昌志動画選集)

 

等と一部界隈で称賛されている、中年の法華講員YouTuberである。

 まさか自作自演ではあるまいが、何とも中二病チックである。

 

 ところがこの「リアルスーパーマリオ」、Googleで氏名を検索すると、「樋田昌志 負け」「樋田昌志 顕正会」等のサジェストが出てくる。これは一体どうしたことか。

 実は樋田には、過去3回、顕正会の教学部との法論から敗走ないし敵前逃亡した「前科」がある。さしもの「日蓮正宗諸葛亮孔明YOUTUBE動画界の黒田官兵衛」も、顕正会教学部には敵わなかったらしい。

 

①浅野総部長らが法華講員・樋田昌志を論破!「敗走」を糊塗する樋田昌志の欺瞞を検証する

https://matsudai-bonbu3.hatenablog.com/entry/2019/03/05/%E6%B5%85%E9%87%8E%E7%B7%8F%E9%83%A8%E9%95%B7%E3%82%89%E3%81%8C%E6%B3%95%E8%8F%AF%E8%AC%9B%E5%93%A1%E3%83%BB%E6%A8%8B%E7%94%B0%E6%98%8C%E5%BF%97%E3%82%92%E8%AB%96%E7%A0%B4%EF%BC%81%E3%80%8C

法華講員・樋田昌志が顕正会教学部との法論から敵前逃亡! 大阪法論をめぐる醜態を糊塗する樋田昌志の欺瞞を検証する

https://matsudai-bonbu3.hatenablog.com/entry/2020/03/24/%E6%B3%95%E8%8F%AF%E8%AC%9B%E5%93%A1%E3%83%BB%E6%A8%8B%E7%94%B0%E6%98%8C%E5%BF%97%E3%81%8C%E9%A1%95%E6%AD%A3%E4%BC%9A%E6%95%99%E5%AD%A6%E9%83%A8%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%B3%95%E8%AB%96%E3%81%8B

法華講員・樋田昌志が顕正会教学部から3度目の敗走! 長野法論逃避の正当化を試みる樋田昌志の欺瞞を検証する

https://matsudai-bonbu3.hatenablog.com/entry/2020/03/31/%E6%B3%95%E8%8F%AF%E8%AC%9B%E5%93%A1%E3%83%BB%E6%A8%8B%E7%94%B0%E6%98%8C%E5%BF%97%E3%81%8C%E9%A1%95%E6%AD%A3%E4%BC%9A%E6%95%99%E5%AD%A6%E9%83%A8%E3%81%8B%E3%82%89%EF%BC%93%E5%BA%A6%E7%9B%AE

 

創価学会との裁判でも敗北した樋田

 そして、今般、樋田が創価学会にも敗北したという情報が入ってきた。2020年4月15日付の「創価新報」に、「名誉毀損のデマ動画で長野・妙相寺の元副講頭が全面敗北・東京地裁」と題する記事が掲載されたのである。

参考:https://pbs.twimg.com/media/EV8f-v8UYAAa9Qq.jpg

 記事によると、樋田が創価学会を中傷する動画をYouTubeに投稿したことから、創価学会が2019年4月、樋田に対して損害賠償等を求める裁判を提起した結果、同年12月16日、東京地方裁判所において、次のような内容の和解が成立したそうである。

 

① 樋田が学会に対し、解決金10万円を支払う。

② 樋田が自身のウェブサイト上に「謝罪文」を掲載する。

③ 樋田が学会に対し、「今後、原告(学会)の名誉を侵害する言動や原告の会員の名誉・プライバシーを侵害する言動をしないことを誓約」する。

 

 その結果、樋田は自身のウェブサイト上に、次の「謝罪文」を掲載したという。

 

              謝罪文

 私、樋田昌志は、氏名不詳者との間で、創価学会が殺し屋を雇って、ある企業の社長を射殺させたという内容の会話を行い、この会話を録画した動画から同企業名部分を伏せる編集を施し、平成30年9月8日に「〔衝撃!創価現役副会長の子息が脱会!日蓮正宗へ入信して創価撲滅に進撃開始!〕え~!あの社長射殺事件の裏に創価が絡んでいたって!?039」とのタイトルを付してインターネット上の動画投稿サイト「YouTube」に投稿しました。

 しかしながら、創価学会が殺し屋を雇ってある特定の企業の社長を射殺したという事実については認められませんでした。

 この動画の投稿により創価学会の名誉を毀損して、創価学会にご迷惑をおかけしましたことについて、お詫び申し上げます。

 

 これが事実なら、「YOUTUBE動画界のリアルスーパーマリオ」こと樋田昌志は、創価学会との裁判に敗北し、学会に頭を下げたことになる。

 

 そこで、記事の信憑性について少しく検討してみる。

 まず樋田は、自身のウェブサイト(toyoda.tv)に、「報告」と題する一文を掲載している。そこには、彼が平成31年4月26日、創価学会から裁判を起こされ、同年12月16日に東京地方裁判所で和解が成立し、自身のウェブサイト上に「15行の謝罪文」を掲載するとともに、10万円の解決金を支払った旨が記されている。つまり、樋田自身が、「創価新報」の記事と概ね合致する内容の文章を掲載しているのだ。

 また、常識的に考えても、名誉毀損に関わる裁判で勝利を収めた創価学会側が、わざわざ樋田に揚げ足を取られるような事実無根の記事を書くとは考え難い。

 そうすると、「創価新報」の内容は、おおむね事実なのであろう。つまり、樋田昌志は、創価学会との裁判に破れ、解決金を支払い、謝罪文を掲載して、学会に「お詫び申し上げ」たのである。

 

身内には強がる樋田、過去にも同様の事例が

 ところが、これで話が終わらないのが「日蓮正宗諸葛亮孔明YOUTUBE動画界の黒田官兵衛といわれる天才的な知力と才覚を持つ日蓮正宗法華講員・樋田昌志」である。

 「創価新報」によると、樋田は、和解が成立した1週間後の12月22日、謝罪文を掲載しないばかりか、「学会から裁判を起こされました」とのタイトルで、1本の動画をYouTubeに投稿した。その中で樋田は、裁判に関して、「こっちの反論が結構ね、効いたらしくて、和解するかもしんない」、「意外と向こう(=学会)がさ、腰砕けみたいになってる」、「結構、優勢みたいな」等と述べたという。

 しかし、「創価新報」によれば、樋田は提訴を受けてから、第1回期日も待たずに、直ちに学会側に和解に求めていた。そこで、学会側が、同月25日、樋田に対し、先の動画について抗議したところ、樋田は動画を即日削除し、ようやく自身のウェブサイト上に謝罪文を掲載したという。

 仮にこれが事実であれば、樋田は、自ら和解による解決を求め、かつ、すでに裁判所で全面敗北の和解が確定していたにもかかわらず、約束した謝罪文も掲載せずに、「こっちの反論が結構ね、効いたらしくて、和解するかもしんない」、「意外と向こう(=学会)がさ、腰砕けみたいになってる」、「結構、優勢みたいな」等と事実に反する言説を流布していたことになる。

 果たしてこれが事実かどうか。「学会から裁判を起こされました」という動画を閲覧していないため、安易な断定は控えるが、先に検討したとおり、名誉毀損に関わる裁判で勝利を収めた創価学会側が、わざわざ樋田に揚げ足を取られるような事実無根の記事を書くとは考え難いことからすれば、おそらく事実なのであろう。

 このあたりの事情は、樋田のウェブサイトを日常的に閲覧している取り巻きの法華講員らが良く知っていると思われる。

 ちなみに「創価新報」によると、樋田は、2006年3月にも、自身が作成・配布したビラをめぐる裁判において、ビラの主要部分が事実に反することを認め、「(創価学会の)会員個人の名誉、プライバシーを侵害する言論をしないことを確約」したというから呆れてしまう。

 

念仏宗の元祖・法然との酷似ぶりを検証する

 このように、相手を誹謗する動画やビラを流布し、その違法性を追及されるや、表向きは謝罪・誓約をして恭順を装い、内輪ではなお相手に対する悪言を述べる―。この樋田の振舞い、誰かに酷似していないだろうか。

 

 そう、かの念仏宗の元祖・法然(1133年-1212年)である。

 

 法然がいかなる人物であったかは、「立正安国論謹講」(冨士大石寺顕正会発行)に詳しい。

 

 法然は、〝自分は幼少より叡山に上り一切経を反復し、八宗を究め尽し、なお迷った上に思索し、ついに念仏に到達した〟などともったいつけ、また〝夢で善導のお告げがあった〟などとでたらめをいい、人々に勢至の化身、善導の再誕などと巧みに思わせたのである。

 このような手口は、仏法を曲げ名利を求める魔僧に共通のものであるが、法然の悟りなるものがいかにごまかしで一片の確信もないものであるかは、次の実例で明らかである。

 当時日本仏教界の権威であった比叡山では、法然法華経誹謗があまりに甚しいので、たびたびその謗法を糾弾したが、法然はさぞ信念を述べるかと思いきや、そのたびに右に左に遁辞を構え、あきれたことに選択であれほど諸仏・諸経を捨閉閣抛といいながら、たちまち教義を変更し、「無智不善の輩のしわざ」と信徒に責任を転嫁し、自らは偽りの起請文を提出し、当座の難をのがれていたのである。(中略)

 よほど叡山の責めが恐ろしかったと見え、まことに殊勝な誓状を書いたものである。それでいながら、彼は蔭ではしきりと叡山の悪口を云っていたのである。彼が弟子に送った手紙には「叡山の座主の止観の法門などは、一口に雀のさえずりに過ぎない」とある。まことに呆れるほどの卑劣な振舞いである。

 

 いかがであろうか。一部界隈において、「千年に一度の鬼才・樋田昌志」、「日蓮大聖人が乗り移ったかのような樋田」などといわれている樋田。

 しかしながら、創価学会から動画の違法性を糾弾されるや、右に左に遁辞を構え、呆れたことに自ら動画を作成・公開しておきながら、「(他の男の話を聞いて)相槌を打ったり、驚く反応を示したりしていただけ」(「創価新報」より)などと主張した挙句、「謝罪文」の掲載を約束するとともに、「今後、原告(学会)の名誉を侵害する言動や原告の会員の名誉・プライバシーを侵害する言動をしないことを誓約」し、当座の難を逃れた樋田。

 それでいて、「謝罪文」を掲載しないまま、内輪において、「こっちの反論が結構ね、効いたらしくて、和解するかもしんない」、「意外と向こう(=学会)がさ、腰砕けみたいになってる」、「結構、優勢みたいな」等と事実に反する言説を流布していたという樋田。

 まことに呆れるほど卑劣な振舞いであるが、その法然との酷似ぶりには驚くばかりである。在家・出家の違いこそあれ、「このような手口は、仏法を曲げ名利を求める魔僧に共通のものである」との浅井会長の指摘は、やはり、極めて的確なようである(なお、創価学会を叡山と同視して擁護する趣旨ではない。彼らもまた、大聖人の御遺命に背き、戒壇の大御本尊を捨て奉る大謗法を犯している)。

 

 もっとも、樋田には、法然ほどの知名度は全くない。故に、残念ながら、彼が歴史に名を残すことはないであろう。彼のシンパと思しき者は、「世間が看過してしまった千年に一度の天才」などと樋田を擁護しているが、世間が「看過」しているのには、それなりの理由があるのである。

 いずれにしても、顕正会教学部との法論から3度も敗走ないし敵前逃亡した樋田昌志。また、創価学会との裁判にも破れ、「謝罪文」まで掲載させられた樋田昌志。

 「YOUTUBE動画界のリアルスーパーマリオ」も、そろそろゲームオーバーであろう。